BBQの醍醐味とは……BBQのプロ『日本バーベキュー協会』の下城民夫さんに聞いてみた (3/5ページ)
●水鉄砲
肉などを焼いているときに脂が落ち、炎が上がることがありますが、それを消すための道具。下城さんによれば、便利なだけではなく水鉄砲役を指名することで、バーベキューにありがちな「焼いている人以外は手持ち無沙汰」という状況を解消できる、とのこと。
●トング
下城さんによれば、「炭用のトング」「生食材用のトング」「焼き物用のトング」の3本を持っておくとよい、とのこと。
※その他、グリルが炭用のものであれば燃料の炭、ガスグリルであればガスボンベが必要です。
せっかく買うのですから、いずれも品質のいい、長く使えるものを選んでください。具体的に言えば、世界で7割近いシェアを持つ、米ウェーバー社の製品などがいいでしょう。アメリカはバーベキュー文化の生まれた場所で、そのため米製品には長い経験の蓄積があります。造りもよく考えられていて、頑丈で長持ちします。
ホームセンターに行くといろんな製品が並んでいますし、バーゲン製品などもありますが、長く使うことを考えるならしっかりしたものを選ぶのがいいでしょう。
ちなみに日本バーベキュー協会では「チムニースターター」「火消し壺」「水鉄砲」を「バーベキュー三種の神器」と呼んでいます。あると大変便利な道具なので、バーベキューを行う際にはぜひ持っていってください。
■バーベキューの醍醐味(だいごみ)は「人とのつながり」!
――バーベキューの醍醐味とはなんでしょうか?
下城さん:「人とのつながりを深められること」ですね。バーベキューは単なる食事・調理のスタイルのことではありません。「遊びの文化」なのです。
つまり、肉を焼いて食べることに主眼があるのではなくて、集まった人たちが楽しい時間を過ごすことこそがバーベキューの目的です。だからこそアメリカでバーベキューが愛され、文化として根付いているといえます。
アメリカにはいろんな人がいます。