ナイツ&マジック 第11章「Hit & Away」【感想コラム】 (2/5ページ)

あにぶ

ティラントーを易々と狩れる力を持つ銀凰騎士団とクシェペルカ残党軍の抵抗が少ないことに、そして追い詰められた筈のミシリエの街があまりにも静かなことに…

飛空船が搭載したティラントー部隊を降下させようとしたまさにその時、空が明るく照らし出されるとともに銀凰騎士団が新たに開発した対空装備・魔導飛槍(ミッシレジャベリン)がツェンドリンブルから発射されました。後部にワイヤーの繋がれたそれらは、飛空船の上まで達すると方向を変えて突き刺さっていき、何隻かの飛空船が落とされます。

この槍が上空にまで到達でき、方向を変えることが出来るのには当然ですが秘密があります。槍の一本一本には触媒結晶が仕込まれており、後部に繋がれた銀線神経によって推進・姿勢制御の術式を使うことによって高高度への目標を狙うことが出来るという代物。爆発こそしませんが、有線誘導式地対空ミサイルのようなものと言えます。流石に自動装填機は作れなかったので、幻晶甲冑を使った人力による装填作業が必要ですが、その威力は絶大なものでした。

更に、魔導飛槍の射程から逃れようとした飛空船から無理やり降下させられたティラントーの前にはエドガー率いる一番中隊が立ちふさがります。

そして、自分がいちいち指示を出さなくても大丈夫だと判断したらしいエルのイカルガも空に上がりました。魔導兵装の砲撃数発で飛空船を落とし、獲物を求めて飛び回る様子に仲間達でさえ敵に同情しています。まあ、イカルガを目の前にして「相手にとって不足なし」とか言える人がいたらそっちの方がビックリですよね。

僚艦を次々と失うクリストバルですが、引き下がることなく地上の黒顎騎士団にミシリエに向けて進軍するよう指示を飛ばしました。しかし、待ち受けるのは金獅子と2番中隊の全員脳筋集団です。イカルガが出たことで3番中隊も魔導飛槍を外し、身軽になってジャロウデク軍の退路を断ちに駆け出しました。重量機で足の遅いティラントーでは、ツェンドリンブルの速度に対抗できるはずもありません。

空から舞い降り炎をバックにするイカルガ、そして心底楽しそうなエル。

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