なんでも守るよ。授乳から血液・オートバイまで、風変わりな15の守護聖人 (4/6ページ)
[画像を見る]
imege credit: Wikimedia Commons
・9. 血液バンクの守護聖人:聖ヤヌアリウス(聖ジェナーロ)
3世紀の司教、聖ヤヌアリウスの血は、305年に彼が死去して以来保存されている。この血液は、長期間にわたる奇跡を表しているといわれる。毎年3日間だけ、決まった日に液状に戻るのだ。9月19日、12月16日、そして、5月の第一日曜日の前日である。そのため、聖ヤヌアリウスは「血液バンク」の守護聖人なのだ。
[画像を見る]
imege credit: Wikimedia Commons
・10. 殺人者の守護聖人:聖ユリアヌス
聖ユリアヌスは、旅人のための宿泊所を開き、病気の人や貧しい人のために人生を奉げたことから、看護者と呼ばれている。しかしそれは、彼がオイディプス王さながらの経緯で両親を殺してしまった後のことだ。
ユリアヌスは「両親を殺すであろう」という呪いを受けていた。この呪いを避けるため、彼は家を離れた。そして、50日の旅の後に足を止め、結婚した。
我が子を探し続けていた両親がとうとう彼の所在を知って訪ねてきたとき、ユリアヌスは狩に出ていた。妻は夫の両親の訪問を喜び、主寝室に泊めるという栄誉をもって歓待した。
しかし、ユリアヌスはその晩遅く、妻が礼拝堂に行っている間に帰ってきた。