誰だよ!? 日暮里で『世界の純潔モデル』がサイン会を開いていたので取材してみた。 (4/6ページ)

秒刊サンデー


ファインダーを向けられたとき、いかに自分を見せるか。
あるいは、商品と私がどの瞬間、どう映ればよいのか。
それを判断できるならばいいだけだ。
できたものは勝ち、できないものは負ける。全ての瞬間、私は試される。
そんな弱肉強食の世界に生きているのがスーパーモデルなんだ」 

 「⋯⋯⋯⋯⋯は、はあ⋯⋯」


つまり、彼は二重の意味で“経験を持たない”文字通り“純潔”のモデルだった……。


もう嫌になってきた。早く帰りたい。
疲れがどっと私を襲ったが、これも一つの記事になると思い、
物的証拠を残すべく、仕方なくサインを頼んでみることにした。



「じゃあその、サインってもらえますかね?」
「君はメディアの人間だろう?しかも君の口ぶりを見ると私のファンではなさそうだ」
「うっ!」(めんどくさっ! 大胆なだけの奴だと思ったらかなり繊細じゃねえか!)

「い、いえ、姪っ子が大ファンでして⋯⋯」
「そうか、名前は?」
「あ⋯⋯のぶ代です」
「のぶ代? いい名前だな。なんでも願いをかなえてくれそうだ」

そういいながら、彼はサインをかき始めた。





お名前書いちゃったよ!普通だよ!書類かよ!

「⋯⋯あ、あのこれサインですか?」
「サイン以外の何物でもないだろう。
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