ラトビアの首都リガのユーゲントシュティール博物館で、まるごとアールヌーヴォーの世界を体感 (1/4ページ)
世界屈指のユーゲントシュティールの都、ラトビアの首都・リガ。
「ユーゲントシュティール」とはドイツ語で、19世紀後半から20世紀の初めにかけてヨーロッパで流行した新芸術様式を指します。曲線や植物文様を多用した、従来の様式にとらわれない装飾性が特徴で、日本ではフランス語での呼称「アールヌーヴォー」のほうが馴染みがありますね。
リガの建築ブームとユーゲントシュティールの隆盛期がちょうど重なったことで、1900年ごろからわずか十数年のあいだに膨大な数のユーゲントシュティール建築が建てられました。
リガ中心部の建物のおよそ4割がユーゲントシュティール建築といわれるほどで、リガは知る人ぞ知るヨーロッパ最大級のユーゲントシュティール建築群を有しているのです。
そんなリガのユーゲントシュティール建築群の中心地が、新市街のアルベルタ通り周辺。リガにおける初期ユーゲントシュティール建築の旗手、ミハイル・エイゼンシュテインが手がけた独創的な傑作が集まっています。

こうした建築群とあわせて楽しみたいのが、アルベルタ通り12番地にある「ユーゲントシュティール博物館」。

建築家のコンスタンティーンス・ペークシェーンスが1903年に手がけた、ユーゲントシュティール後期民族ロマン主義建築で、建物のファサードはラトビアの植物や動物を表現したモチーフで装飾されています。