芸能界「やりすぎ事件」のタブー真相(1)「BUBKA」元編集長が語る「激震のスクープ写真」 (1/2ページ)
有名美女の隠された姿を収めた数々の「スクープ写真」で芸能界を激震させた雑誌「BUBKA」(コアマガジン、現在は白夜書房)。創刊編集長の寺島知裕氏が、スクープの舞台裏を明かす。
「全盛期の発行部数は28万部でした。そのあまりの売れ行きに、雑誌として当時はまだ異例だった増刷を考えたほどです」
寺島氏がこう振り返るように、同誌は97年に創刊されて以降、独自のスクープを連発して一時代を築いた。誕生のいきさつについて次のように続ける。
「当時、ミリオン出版から『GON!』という何でもアリのカルチャー誌が出て新ジャンルを確立させ、2匹目のドジョウを狙おうと同じようなジャンルの雑誌がいくつも誕生しました。正直に言うと『BUBKA』もその一つですが結局、最後まで残った後発組はうちだけでしたね」
芸能人のプライベートに肉迫した独自の誌面を展開。そして雑誌の知名度を一気に高めたのが、01年7月号に掲載された人気女優の流出写真だった。
〈女優Oが新進俳優OMとホテルでエッチ!?〉
表紙にはこんなタイトルが躍り、誌面に掲載された衝撃カットでは真っ白な乳房と桃色の乳首をさらけ出していた。名前は一部伏せられているが、あの女優を指すことはファンの目にも明らかだ。
「あのスクープを発表してから、スキャンダラスな投稿写真が次々と編集部に持ち込まれるようになりました。あの当時は『週刊文春』や『FRIDAY』をはじめ、週刊誌のほとんどは自前でスキャンダル写真を撮るのが前提でしたからね」
気になるのは“世紀のスクープ写真”の入手経路だ。
「詳しくは言えませんが、『O』の写真は数十万円で買い取っています。うちは『最高100万円出します!』みたいな広告を打っていました。実際、机の引き出しには帯封を常時入れていましたが、基本的には交渉しだいでしたね。でも本当に100万円出したこともありましたよ」
元SMAPの中居正広(45)も私生活を暴かれた一人だ。05年、当時フジテレビの中野美奈子アナ(37)とのプリクラ写真を掲載し、「意外な大物カップル」と報じた。
「昔のプリクラって、撮った画像データが機械に残る仕様だったんです。