小泉進次郎「小池を踏み台」で党内実権を掌握する! (1/2ページ)

アサ芸プラス

小泉進次郎「小池を踏み台」で党内実権を掌握する!

 小池百合子都知事の党代表との兼任に対し「小池さんに選挙に出てほしい」と真っ先に不敵な挑発をしたのが小泉進次郎氏(36)だ。選挙戦の渦中、これまで以上に舌鋒鋭い弁舌で聴衆を沸かす裏には、今後の自民党中枢を掌握しようという野心がうかがえるのだ。

「小池さんは(総選挙に)出ても無責任、出なくても無責任」

 10月1日、東京・練馬区。小池氏にとっては国政時代のお膝元の街頭演説で、希望の党を痛烈批判したのが他ならぬ進次郎氏だった。官邸詰め記者が明かす。

「安倍総理が今回の解散時期を早めたのは、有権者の人気が高い小池新党の出はなをくじくのが目的だった。ところが、小池氏はみずから代表として希望の党の最前線に立つと、やはり圧倒的な人気で、安倍総理もその逆襲ぶりにたじたじに。ところが劣勢になった自民の中で一人気を吐いたのが、進次郎氏。都知事職をおざなりにする小池氏のマイナスイメージを浮き彫りにすることに成功し、選挙の顔として、十分に役割を果たしていると党内でも再評価されています」

 実際、「アウェー」である小池氏の地元でも進次郎氏の巧みな弁舌は民進党との合流にも及び、

「希望の党はまるで民進党のコスプレ」

 などと、有権者にわかりやすいたとえで的確にアジり倒した。その一方で、9月28日の国会での冒頭解散に際しては、

「合理的理由がない」

 と恒例のバンザイ三唱を行わず、大義なき解散を暗に批判。こうした身内にも堂々と異を唱える姿勢は自民党支持者以外の無党派層からも広範な支持を集めているのだ。

 これまで入閣の噂の絶えなかった進次郎氏について、政治部デスクが語る。

「09年に初当選した進次郎氏は、復興大臣政務官、党青年局長、党農林部会長など着実に党内キャリアをこなしているが、こと入閣に関しては固辞してきた。なんでも、10年間は党内で『雑巾がけ』に徹すると明言しているが、本音では安倍政権の人気取りだけのために登用され、早々に失脚してはならないと思っているからに他ならない」

 それでも今年8月からは、ついに筆頭副幹事長に抜擢された。

「役割はズバリ、自民党の選挙戦の顔。

「小泉進次郎「小池を踏み台」で党内実権を掌握する!」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 10/19号希望の党小池百合子小泉進次郎自民党社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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