優勝よりも大切なこと。コース上に飛び出してきた犬の命を守るため3度目の優勝をあきらめたレーサー (1/3ページ)
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先日、2日間にわたりポルトガルの高原を走り抜けるというラリー大会が開催された。ラリーとは簡単に言うと、指定されたコース(数分~長くても30分程度のショートコース)のタイムトライアルを積み重ねて最終的な勝敗を決める競技だという。
こういったレースは、一秒一瞬の判断でその命運が大きく分かれる。この大会で過去2度の優勝を果たしているカルロス・マトスさんもそのことは熟知していた。
だが今大会、カルロスさんは3度目の優勝をあきらめた。それよりももっと大切なことがあったからである。それは1匹の命を救うことだ。
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Race Car Driver Gives Up Chance Of Winning In Order To Save A Dog・コース上にあらわれた1匹の黒い犬
レースは終盤にさしかかっていた。カルロスさんらがカーブしようとしたその瞬間、コース上に突然子犬が現れた。
時速144キロで走っていたカルロスだが、スライドしながら道をそれ、犬を避けることに成功した。
砂塵を巻き上げながら走るラリーカー
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imege credit:YouTube
急ブレーキで緊急停止。