地球内で火星感を味わいたいならここに行け!火星環境に最も近い島、カナダ・デヴォン島 (1/6ページ)
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カナダの北、北極諸島内のバフィン湾に浮かぶデヴォン島。世界最大の無人島だが、人が住んでいないのにはそれなりの理由がある。
デヴォン島は不毛の荒地なのだ。島を覆っているのは氷の力で砕けた岩である。人間はおろか、動植物も存在しない。
しかし、この島は多くの科学者や研究者を魅了してやまない。それはなぜか?荒れた地表と厳しい気候が、火星の環境によく似ているのである。
・火星に最も近い島
2001年以来、「ホートン火星プロジェクト」(HMP)という国際的な調査プロジェクトで働く人々は、デヴォン島を夏の住まいとしている。HMPは、他の惑星、特に火星において人間が活動するための研究プロジェクトだ。
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デヴォン島の地面は一年のほとんどを通して凍りついており、特に島の東側3分の1は、厚さ500~700mにもなる氷帽(小型の氷河)に覆われている。雪がとけて地面が顔を出すのは、真夏の45~50日間というわずかな期間だけ。夏の気温はかろうじて8℃まで上がるが、年間平均気温は-16℃だ。
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ホートン火星プロジェクト調査基地。