どっちが正規品!? エルメスの真贋を見極める5つのポイントとは~真贋セミナーに参加した! (3/6ページ)
■コピー品の見分け方②:クロア
続いてのポイントは「クロア」だ。
「正規品はほとんどズレがなく、ステッチの内側ギリギリの位置に、均一に鋲(びょう)が打たれているんです。誰が手掛けたかわかるように、職人ごとに異なる印も刻印されています。」
ステッチのギリギリに鋲が打たれた、これは正規品。
確かに、強すぎず弱すぎず、絶妙な力加減で鋲が綺麗に打ち込まれているのが見て取れる。さすが、伝統の職人技が光っている。鋲のカドも角ばらず、丸められており、肌へのあたりが柔らかだ。
一方、コピー品のなかには、プラスやマイナスのねじを使っているものもあるとか。
「丸いものであっても、鋲の打ち込み箇所がバラバラだったり、鋲を触ると飛び出していて痛かったりするんです。」
そもそもエルメスでは手抜きは絶対にあり得ないのだ。
■コピー品の見わけ方③:クロシェット
3つ目のポイントは、「クロシェット」。
「正規品はサイドの縫い目が9針で、上が1-2針、下が1-3針で返し縫いされているんです。」
実際にチェックしてみよう。