意外と癒し系!?ルーマニアにある「ドラキュラ城」、ブラン城に行ってみた (1/3ページ)
誰もが知っているといっても過言ではない、「吸血鬼ドラキュラ」の物語。その舞台となったルーマニアには、今も「ドラキュラ城」として知られる古城があります。
それが、トランシルヴァニア地方に位置する古都・ブラショフ近郊にたたずむブラン城。
岩山の上にたたずむ堅牢な城は、まさにドラキュラの世界観にぴったり。どこかミステリアスな空気をまとうブラン城の姿を見れば、物語の舞台になるのもうなずけるというものです。
これまでに何度も映画化されているドラキュラの物語ですが、もともとはアイルランドの作家ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」にはじまります。
彼は、1431年に生まれたワラキア公、ヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)をモデルに、ルーマニアを舞台としたドラキュラの物語を創り上げました。

とはいえ、ヴラド・ツェペシュが人の生き血を吸うような人物であったわけではなく、吸血鬼ドラキュラのイメージは、1872年に発表された小説「カーミラ」に登場する女吸血鬼のイメージに影響されています。
「吸血鬼ドラキュラ」に登場する城のモデルとなったといわれるブラン城も、ヴラド・ツェペシュがここを居城とした記録はなく、実際には彼の祖父の城だったのです。
そんな種明かしをしてしまっては、「ロマンがない」とがっかりさせてしまうかもしれませんね。この際、史実は史実として脇に置いておいて、「ドラキュラ城」というファンタジーの世界を楽しみましょう。
ブラン城へはブラショフのバスターミナル「アウトガラ・ドイ」からバスで45分前後。のどかな田舎の風景から、突然土産物屋などが並ぶ賑やかな通りに変わったらそこがブラン。城はバス停から徒歩すぐです。