過去のシリアルキラーに当てはまらない座間九人殺人事件白石隆浩容疑者の正体 (2/3ページ)
四人を殺害。遺体を「透明」にして、事件そのものの発覚をなくそうとしました。関根元元死刑確定囚と風間博子死刑確定囚のほか、一人の共犯者でやった恐るべき犯行です。主犯は二人で殺害・解体しました。
北九州監禁殺人事件は主犯は二人。夫婦で六人を殺害、遺体損壊は二人以上でやりました。この二例を見ると、数人の遺体を二人以上で解体しています。白石隆浩容疑者は一人で、しかも9人もの遺体を損壊。これがまず聞いたことがない例です。すなわち、共犯がいるのではないかと言われる理由です。
凌辱殺人事件だと戦後の小平義雄事件、大久保清事件などがあります。両者とも凌辱が動機でしたが、白石隆浩容疑者の供述は今のところ違っています。
それでは、殺害そのものに快楽を求めていたのでしょうか。神戸児童連続殺傷事件は事件を起こす前に、猫を殺めています。江東区神隠し事件の犯人はmixiでダルマ状態の女性に関心を示しています。このように、前兆があるものですが、今のところ白石容疑者にはそういった前兆は認められていません。
大量殺人事件という共通点で言えば、池田小学校殺人事件、相模原障害者施設殺人事件。犯行に及んだ二人とも護送車などで送検される際に顔を隠していませんでした。特に池田小殺人事件の犯人宅間守元死刑囚は顔を隠すどころか、公判では、傍聴していた遺族に対して悪態をついていたほど、開き直っていました。が、白石隆浩容疑者は顔全体を覆っていました。前例に出した事件と違い、まるで己の行いを恥じるのように。
【日本犯罪史上初めてのケースか】
このように過去の前例には当てはまらないのが白石隆浩容疑者の犯行です。つまり、快楽なのか、社会に反意があって大量殺人に及んだのか(戦中の津山三十人殺人事件もそうでした)、動機が分からないのです。
また大量の遺体損壊事件も二人以上でやっていることから九人もの遺体損壊は白石隆浩容疑者一人でやったのかという事に関しても共犯がいるのではないか、とされていましたが警視庁は単独犯で捜査を進めています。
ベテランの大手新聞記者が僕に言いました。