北朝鮮「機密文書」で警告する中国の「金正恩排除、ハンソル政権樹立」工作 (1/2ページ)
就任以来初のアジア歴訪を終えた米トランプ大統領の腹の中は、もはや北朝鮮をハンマーでたたくべきか否かではなく、どうチェーンソーで斬り刻むかにあるようだ。
「これまで北朝鮮は8つもの米朝協議の合意文書に違反してきたのです。日韓の慰安婦合意破棄を見るまでもなく、朝鮮半島の住人に約束事は無意味です。トランプ大統領は今回、北朝鮮は核廃棄か、さもなければ未来はないということを明確に示しました」(国際ジャーナリスト)
ただし、トランプ大統領は中国の習近平国家主席から28兆円の“手土産”をもらい、若干、中国の“話し合い路線”に乗りかねない懸念も出てきている。
「米国のビジネスパーソンらは『中国は10回同じ契約書を出す』と中国との契約はほぼ“詐欺”に近いことを知っていますが、トランプ大統領がそれを承知しているかは疑問ですね」(同)
それでもトランプ訪中を無事終えた習近平政権は、北朝鮮問題により深く首を突っ込んでいくことは明らかだ。中国にとって北朝鮮問題解決の難易度は、対米国をにらんだ南シナ海における領有権問題や、宇宙空間における覇権確立に比べて高くはないからだ。
開戦へのシグナルは在韓米軍家族らの待避だというのが定説化しているが、それはすでに行われていると軍事専門家は言う。
「沖縄の米軍基地の地下には巨大なシェルターがあって、軍人家族はそこへの避難訓練をシミュレーションしていますが、ワシントンの軍事外交筋は次の3つのレッドラインを設定しています。(1)北朝鮮がグアム方面に向けてミサイルを発射、あるいは発射態勢に入る。(2)在日・在韓米軍両基地を標的にミサイルを発射、あるいは発射態勢に入る。(3)米本土に到達する大陸間弾道弾を実戦配備、あるいは実戦配備態勢に入る。というものです。しかし、第4の選択肢も浮上しています。それは、米国が北朝鮮にメッセージを送る目的で軍事行動を起こすといういわば限定攻撃といえ、フルスケールの戦争には至りません」(軍事アナリスト)
限定攻撃はこうだ。(1)米軍は金正恩党委員長の所在を常に把握していると暗に知らせる。(2)6時間以内に朝鮮人民軍100万人のうち3分の2が展開する38度線周辺部隊を壊滅させる。