浜辺に打ち上げられた謎の難破船。その正体は幽霊船となっていたリュボフィ・オルロヴァ号なのか? (2/5ページ)
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だが、故障をきっかけにオーナーが多額の借金を負い、2010年にカナダのニューファンドランドの港に押収されることになった。
その後、2012年に解体業者に売却され港に係留されたままだったリュボフィ・オルロヴァ号は、ドミニカ共和国でスクラップにされることが決まり、2013年1月にタグボートに引かれドッグを出た。
だが、途中で牽引ケーブルが破損し強風と高波の悪天候の中、無人の状態で行方をくらましてしまったのだ。・無人のまま海を漂う幽霊船に
広い海を漂い始めた無人船は、近隣諸国の監視対象リストに入ったもののなかなか見つからず、2月末にアイルランド沖の衛星画像に映りこんだ後も再び行方をくらました。
そして2013年3月に遭難信号を2度発した(ラットの仕業と考えられている)が、捜索機でも船影が発見できずに終わったという。
以来、さまざまな探査技術をすり抜けるリュボフィ・オルロヴァ号は幽霊船と呼ばれるようになった。
しかもこの大きな船は海の事故や汚染といった懸念だけでなく、別の脅威も内包していた。・数百匹の共食いラットが占拠している恐れも
実はリュボフィ・オルロヴァ号は、専門家から「共食いラット」数百匹に占拠されているとみられていた。