念書とは? 書き方と基本のフォーマット (1/3ページ)

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念書とは? 書き方と基本のフォーマット

「念書」という書類があります。「契約書」の一種で、約束事について書かれた書類なのですが、両者の違いやどれだけの効力があるのか、わからないという人もいらっしゃるでしょう。今回は念書とはどんな書類か、意味や書き方、フォーマットについてご紹介します。


■念書とはどんな書類?

「念書」というのは「契約書」の一種で、約束事を文書にした書類で、約束事の当事者のうちどちらか一方が、相手に対して差し入れるものです。通常の契約書では、当事者同士が合意した内容の書面を2通作成し、双方が署名・押印します。これに対して、念書は1枚作成し、差し出す側のみが署名・押印します。契約書は当事者双方が同じ内容の書面を保有しますが、念書の場合は一方のみが保有することになります。

ビジネスにおいては、ある事柄について「どのような件で」「どのような条件で」約束したのかを文書化したものが念書です。契約書ほどの法的効力はありませんが、何かトラブルが発生した際には「このような条件で約束があった」という証拠になります。

念書には決まった書式というものはなく、比較的自由に作成することができます。企業によっては、さまざまな約束事に対して念書のフォーマットを用意していることもあります。

退職する従業員に対して退職後に会社の機密を漏らさないように約束させるもの、ミスに対する反省を示すために書かせるもの、などがあります。また、交通事故を起こした相手に対して書かせる念書も一般的です。

■念書に盛り込むべき内容

念書には法的効力がないとはいえ、トラブルがあった際には「約束があった」「いつこういう約束をした」という証拠になります。以下のような内容を盛り込んでおきましょう。

●タイトル
タイトルといっても難しいことはありません。「念書」と書きます。

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