“難治性”の場合は要注意! 冬の“かゆみ”を抑える方法と落とし穴 (1/3ページ)

週刊実話

 寒さがいよいよ本格化してきた。この時期になると聞こえてくるのが、肌のかゆみの悲鳴だ。
 東京都調布市に住む50代の小林芳光さん(仮名)もそんな1人。
 「寒さもかなわないけど、体のあちこちがかゆくなるのでたまりません。特に、2、3年前からは、寒くなると靴下のゴムが当たるところや、下着が擦れる部分がひどい」

 一般的に、こうしたかゆみは、乾燥肌による現象とされている。かゆみを伴う乾燥肌とは、いったいどんなものなのか。日本皮膚科学会の皮膚科専門医・木下和江医師に聞いてみた。
 「乾燥肌は、一言で言えば皮膚から水分が蒸発することです。水分がなくなると、刺激に対するかゆみの“闘値”が低くなり、かゆくなってしまう。その要因は、アトピー性皮膚炎などの遺伝的な体質によるものと、加齢や石鹸(化粧品)などの使いすぎによる後天的なものがある。その判断をするためにも、きちんと診断を受けられることが大切です」

 木下氏によると、皮膚は一番外側にある「表皮」(厚さ約0.2ミリで何層もの細胞が重なって構成される)と、「真皮」(主に繊維や細胞で構成される)、そして「皮下組織」(脂肪組織からなる)の三層からできているという。
 表皮は、何層にも積み重なった細胞が、絶えず新陳代謝を繰り返している。その最下層では、新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞が少しずつ押し上げられ、やがて“アカ”となって、自然に剥がれ落ちていく。
 ただし加齢とともに、このターンのサイクルは遅くなっていき、高齢になるほど角質細胞は剥がれ落ちにくくなり、皮膚が厚くなりやすい状態となる。さらには、キメも粗くなり、保水力が極端に落ちてドライスキンの傾向となって、角質細胞の間に隙間も増え、水分が外に逃げやすくなってしまうのである。
 「同じように、皮脂腺や汗腺の機能も、年齢とともに低下し、皮脂や汗(水分)の分泌量も減っていきます。そうしたことで、脂と水分の分泌バランスが崩れてしまい、皮脂膜は滑らかな膜を作ることができなくなって、皮膚の表面がカサカサの乾燥状態になってしまうのです。すると、皮膚を保護するバリア機能も衰え、外界からの刺激を受けやすくなります」(同)

 しかし、こうした皮膚の乾燥からくる、かゆみはつらいもの。

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