スパイ映画の世界ではないKGBの所業がここに、リトアニア・ヴィリニュスのKGB博物館 (2/4ページ)

GOTRIP!

入口前には、犠牲となった人々を悼む十字架が立てられています。

この博物館の名称は、日本語では「KGB博物館」ですが、英語では「THE MUSEUM OF GENOCIDE VICTIMS(ジェノサイド犠牲者の博物館)」。

特定の人種や民族、国家、宗教の構成員に対する抹消行為を意味する「ジェノサイド」という語を使っているところに、リトアニア人の恨みや恐怖、苦しみが表れているような気がします。

・ソ連支配下の苦難

博物館内は1階と地下に分かれており、1階ではナチス・ドイツおよびソ連占領下でのリトアニアを解説しています。

リトアニアを占領したソ連は、まず敵対勢力のシベリア追放を行いました。「敵対勢力」とはいっても、そのほとんどが知識人や少しお金のある農民たちといった、一般市民。

劣悪な環境のせいで、シベリアに運ばれる貨車の中で命を落とした人も大勢いましたし、シベリアに無事到着した人々を待っていたのは厳しい長時間労働でした。

この博物館ではソ連時代の書籍やお金、人々が身に着けていた衣服などが展示されているほか、ソ連への抵抗を続けたパルチザンや投獄された人々など、さまざまな写真を交えて当時の様子が解説されています。

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