スパイ映画の世界ではないKGBの所業がここに、リトアニア・ヴィリニュスのKGB博物館 (4/4ページ)

GOTRIP!

・恐ろしい拷問部屋

分厚い壁と扉によって完全な防音空間となっており、中に入った人がどれだけ叫び声を上げようと、外には届きません。抵抗する者や拷問に耐え切れず気がふれてしまった者は、骨が折れるほど強く体を締め付ける囚人服を着せられ、壁に固定されました。

ほかにも、氷のように冷たい水を浴びせられる拷問部屋など、まさに身の毛もよだつ恐ろしい空間が、保存・再現されています。

・銃殺が行われた処刑場

一歩足を踏み入れただけで鳥肌が立つような感覚に襲われるのが、実際に銃殺が行われた処刑場。ここで1000人以上の命が奪われたといいます。

処刑場では銃殺の様子を伝える音声が流れているのですが、一人が処刑されたと思ったら、あっという間に次の処刑へと移り、流れ作業的に処刑が行われていたことがわかります。

壁には血の跡や銃弾の跡が残っており、思わず目をそむけたくなるかもしれません。

これらはすべて、スパイ映画の世界ではなく、今からわずか数十年前のヨーロッパで実際に起きていたことなのです。

フィクションではないKGBの所業を今に伝えるヴィリニュスのKGB博物館。楽しい場所ではありませんが、リトアニアの歴史を知るうえで、ソ連支配下の苦しい時代を避けて通ることはできません。

ソ連の圧政の犠牲になったリトアニア人の家族は今なお存命の人も多く、博物館前の十字架に花をたむけにきます。

ヴィリニュスを訪れたなら、決して「遠い昔」ではないリトアニアの辛い歴史に向き合ってみてはいかがでしょうか。

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