バイト代に税金はどれくらいかかる? 知っておきたい税の知識 (3/3ページ)

学生の窓口

勤労学生控除適用の大学生で、収入が130万円を超えた場合には所得税を納めることになりますが、その税率は年間の給与所得によって異なります。収入が増えればそれだけ税率も高くなり、多くの税金を納めることになるのです。

またそれとは別に、住んでいる自治体に納める「住民税」がかかります。住民税は住んでいる場所によって異なりますが、年収100万円を超えたときに支払い義務が生じ、こちらは「100万円の壁」ともいいます。住民税の場合は、収入から給与所得控除(65万円)を引いた金額が35万円以下の場合に非課税となります。つまり、年収では100万円以下は非課税となります。

例えば、収入が101万円の場合、所得税は課税されず、親の扶養からも外れることはありませんが、住民税は課税対象になるというわけです。


親の扶養になっている大学生がバイトをする場合、あまり稼ぎ過ぎると親に負担をかけてしまう場合があります。バイトの収入が大きくなりそうな場合、事前に相談しておくのが望ましいでしょう。時にはシフトを減らして収入を調整することも必要です。

(藤野晶@dcp)

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