2017プロ野球「行く年来る年」座談会(2)巨人・高橋監督は岡本と心中できるか (1/2ページ)

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2017プロ野球「行く年来る年」座談会(2)巨人・高橋監督は岡本と心中できるか

 一方の攻撃陣は、とにかく長打力不足。なにしろ、セ・リーグで20本塁打以上の打者がゼロだったのは巨人だけだった。打てなくて負けたのに、シーズン途中で投手コーチを配置転換したのはどういうわけか。

内藤 「4番ファースト阿部慎之助」が今のチーム状況を象徴してしまっていますよね。

 でも、阿部に代わる4番候補が見当たらないのも事実なんだよな。

駒田 坂本勇人でいいんじゃないですかね。確かに、4番にはどっしりしたホームラン打者が座るべきだし、異論はあるでしょう。でも、来年39歳になる阿部に今以上の上積みを期待するのは酷。現状のメンバーを見渡すと坂本に任せるのがベターだと思いますね。

 世代交代という意味では、大砲として期待されている岡本和真がそろそろ出てこなきゃいけない。来季は4年目。4番はともかく、思い切ってクリーンアップを任せてみてもいいと思うけど、どうだろう。

駒田 素材としては間違いなく将来の4番候補です。ただ、今季14試合出場にとどまった選手がそこまでの重責を背負えるかどうか。結果が出なかった時のプレッシャーに潰されることも考えられる。調子を見ながら使ってやるのも一つの方法だと思います。

 でも、ベテランの村田修一を放出したということは、サードは若手に任せるということだろう。中途半端な起用では世代交代は進まないと思うけどな。

内藤 原辰徳前監督は、選手を監督室に呼んで話したり、個別指導をやっていましたよね。高橋監督が岡本に対して同様のことをしてやれればと思うんですが。

 そこなんだよ。原は勇人を徹底して使ったもんな。少々、結果が出なくても、「今季はお前と心中だ」という意思を直接伝えて使い続けることも必要だと思うよ。

内藤 それが世代交代成功の鍵になりそうですね。

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