車イスで芸人からホストへ転身した男の壮絶な人生とは!? (2/2ページ)

日刊大衆

人生において、家族を含め誰もが予想しない仰天な展開でした(笑)」

――ホストを経験して、得られたものとは?

「芸人のときは、“マス”ばかりを見ていて、目の前が見えていなかったんです。テレビに出れば、みんなに思いが伝わるだろうとばかり考え、目の前の人に伝えようとしていなかった。ホストになって、目の前の一人一人に思いを伝える大切さと、周りへの感謝の気持ちが欠けていたことにも気づくことができました。さらには、“知る”ことから差別がなくなるということを教えてくれたのは、ホストクラブの皆さんのお陰だなと思っています。というのは、僕も“ホスト”という職業に、最初偏見を持っていたんです。でも一緒にホスト仲間と働くことで、その偏見がなくなって本当の仲間になれた。他のホストのみんなも、障がい者とのコミュニケーションが気軽にできるようになった、とオーナーから聞いたときは嬉しかったですね」

――これからの目標は?

「近々の目標で言えば、“ホストが教養を養うために、本を読んでほしい”と、Smappa!Groupがホストのセカンドキャリアのことを考えて立ち上げた書店『歌舞伎町ブックセンター』をもっと盛り上げることです。長い目標で言えば、現在行っている『HELPUSH』の活動で、日本全国の一人一人に車イスを押してもらうことも含め、一人でも多くの方にマイノリティの理解者になってもらうこと。そのために、日々活動していくつもりです」

プロフィール

 寺田ユースケ。源氏名はクララ。1990年愛知県名古屋市生まれ。生まれつき足が不自由なため車イスで生活している。現在、在籍していたホストクラブ「APiTS」を経営する「Smappa!Group」のオフィスで働く傍ら、車イスヒッチハイクで全国を駆け回る活動「HELPUSH」(※気軽な助け合いができる世の中にしたいというメッセージを広げる活動。詳しくは https://helpush.com/)にも力を注いでいる。

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