【世界遺産】「眠りこけている」といわれるモロッコの古都・メクネスのメディナを歩く (2/4ページ)
マンスール門の南にはかつての王都の跡が広がり、その北側には迷路のようなメディナ(旧市街)が広がっています。
マンスール門のすぐ向かいには、メディナ歩きの起点となるエディム広場があります。
夕方になるとさまざまな物売りやパフォーマーが集まってくるにぎやかな広場で、広場の規模とにぎやかさの度合いは違えど、どこかマラケシュのジャマ・エル・フナ広場を彷彿とさせます。カフェやレストランも並び、食事や休憩にもぴったり。
広場の北側には19世紀末に建てられた王宮を利用したジャメイ博物館が立っています。外からはとても小さく見えますが、モロッコの伝統的な建築や生活習慣がわかる充実した展示内容は必見。
エディム広場から北に進んでいくと、迷路のような細い路地が張り巡らされたメディナが待っています。
メクネスのメディナ最大の見どころが、スーク(市場)のなかにひっそりと立つブー・イナニア・マドラサ。誰が書いたのか、日本語の文字が目印です。
マリーン朝時代の14世紀に建てられたイスラム神学校で、内部に一歩足を踏み入れた瞬間、中世イスラム都市にタイムスリップしたような感覚に包まれます。