青と白のフォトジェニックなモロッコの世界遺産の港町・エッサウィラを散策 (1/3ページ)
モロッコには、日本でも知られているマラケシュやフェズ以外にも、個性あふれる世界遺産の街があります。
そのひとつがモロッコ南部のフォトジェニックな港町、エッサウィラ。古くから芸術家たちに愛されてきた街で、多くのモロッコ人が「一度は行ってみたい」と憧れる街でもあります。
一度でも、開放的でのんびりとしたエッサウィラ独特の雰囲気に触れればその理由がわかるはず。
街の歴史は古く、紀元前800年代のフェニキア時代からすでに港町として栄え、紀元前1世紀のローマ時代には、「古代紫」と呼ばれる美しい紫色の染料の産地として知られるようになりました。現在の街並みは、1765年にフランス人建築家、テオドール・クールニュの設計で造られたといわれています。
18世紀半ば以降は、モロッコ各地から芸術家や文人たちが集まるようになり、現在も街を歩けば数々のギャラリーや路上アーティストに出会います。
世界遺産に登録されている旧市街は、ぐるりと城壁に囲まれています。新市街からマラケシュ門やドゥカラ門をくぐって、いざ旧市街へ。
白と青で統一されたエッサウィラの旧市街は、フォトジェニックな風景でいっぱいです。
路地のあちこちに潜むストリートアートや、カラフルな陶器やテキスタイルといった雑貨の数々・・・写真好きな人ならついついシャッターが止まらなくなってしまうはず。