宇宙をモデルにした1000年前の石造祭壇が発見される(メキシコ) (1/3ページ)
今から約1000年前のものとされる石造祭壇がメキシコ、イスタクシワトル火山の麓(ふもと)で発見された。
メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)の調査によると「テツァクアルコ(tetzacualco)」と呼ばれるその石は宇宙をモデル化したものだという。
・原始の時空を象徴する石造祭壇
この石造祭壇は池の中に設置されていた。石、セラミックの破片、石質物質、宝石細工、有機残留物で出来ており、アステカ文明で信仰されていた雨の神「トラロック」に関係する。
自然の池にテツァクアルコが置かれていることや、水面が反射し、そこから祭壇が出現するような光の効果が得られることは、この場所が原始の時空を象徴するものであることを示唆していると、INAHと発表している。

image credit:Arturo Cruz, Terrasat Cartografía
「このあたりでセラミック素材が発見されました。そのいくつかはコジョトラテルコCoyotlatelco/750~900年)、マサパ(Mazapa/850~900年)、トジャン・コンプレックス(Tollan Complex/900~1150年)と判明しています。これら合わせて、300 x 100メートルの範囲がカバーされます」と考古学者のイリス・デル・ロシオ・エルナンデス・バウティスタ氏は話す。