狩野派の菩提寺に残る大涅槃図や巨大仏画を期間限定で特別公開 / 京都市上京区「妙覺寺 (みょうかくじ)」 (1/3ページ)
京都市上京区にある「妙覺寺 (みょうかくじ)」。1378年(永和4年)日実によって創建され日蓮宗京都十六本山の一つとなっています。妙覺寺 は、絵師として名高い狩野派の菩堤寺で、狩野元信や永徳らの墓がある日蓮宗寺院です。
平成30年は近代日本の幕開けとなった慶応4年(1868年)の「明治維新」から150年。また西郷隆盛を主人公とした大河ドラマ「西郷(せご)どん」が放映されます。
京都市と京都市観光協会主催の第52回「京の冬の旅」では、平成30年1月6日から3月18日まで、幕末・明治維新や西郷隆盛ゆかりの寺院を中心に15ヶ所で、通常非公開の文化財が期間限定で特別公開されます。
「妙覺寺 (みょうかくじ)」も特別公開箇所の一つ、「京の冬の旅」では初公開される注目スポットです。
荘厳な「祖師堂」には、日蓮(にちれん)聖人、日朗(にちろう)上人、日像(にちぞう)上人の三菩薩坐像が安置されています。
・「京の冬の旅」特別公開の見どころ①巨大な大涅槃図
今回の特別展示の見どころは、狩野元信筆と伝わる「大涅槃図(だいねはんず)」。巨大な大涅槃図は、幅約4.6m、高さ約5.9mと圧巻。