壇蜜「異性と向き合うことは、自分を作る大きな要素」 (2/5ページ)
壇蜜 別に恋することが億劫なわけではないんだけど、しっかり向き合わなきゃいけない……「あぁ、真面目な人」なんだろうなって。
――自身と重なる部分は?
壇蜜 どんなときに気持ちが高揚したりしますかって、聞かれることがありますが、そこは志保と体温が似ているかなって(笑)。
――志保を演じるに当たり心掛けたことはあります?
壇蜜 お母さんを亡くしてお父さんと二人で生きている人っていう設定ですから、どこかお父さんありきの自分なんだなって。つっけんどんな態度でも、どこかお父さんのことをいつも考えている人、お父さんとの距離がすごく近い人というのは、黒土三男監督とのお話もありましたし、自分もそう思いました。改めてお父さんの存在についてちょっと自分の中で考える時間はありましたね。
■小林稔侍の娘役で… ――そのお父さん、勇作役は小林稔侍さんでした。
壇蜜 ご一緒させていただいたのは今回が二度目でした。前回はドラマで私が元旦那のDVから逃れるために旦那を刺してしまって、それに対し小林さん扮する刑事に「君は今こそ自首すべきだ」って説得される役で頼もしかったんですが、今回も頼もしいことには変わりはなかったですね(笑)。
――先ほど距離感の話が出ましたが、現場で小林さんとの距離感の取り方は演じてみていかがでしたか。
壇蜜 やはりお父さんとしては不器用で、どこか娘のことを心配し過ぎるところもあって、娘としては「もうお父さん、いいのに、そんなの」っていうスタイルは非常に分かりやすかったです。口数が少ない分、「お父ちゃん、こうなんでしょ」って、言っているんだろうなって想像で、物語を進められることはできました。
――今回の“○○の娘”という役は、今までなかったですよね。
壇蜜 うん、そうですね。これだけ近い距離でお父さんがいるというのは今回が初めてかもしれないですね。やっぱり、お父さんの下でお父さんの仕事を見て、お母さんを想いながら二人で生きてきたわけですから。なんかひとりじゃ語れない部分は絶対あると思います。