北海道民すらほぼ行く事の無い北海道の秘境中の秘境にある想像を絶するデカ盛りラーメン / 枝幸郡・中頓別にある「八番食堂」の馬車追いラーメン (3/6ページ)
・まさに陸の孤島、それが北海道の枝幸郡「中頓別(なかとんべつ)」
おそらく「中頓別(なかとんべつ)」と聞いて、「ああ、あそこね」と言えるような人はほとんどいないだろう。
実際、北海道の宗谷総合振興局が出しているデータ(宗谷管内市町村観光入込客数調査)で見ても、11月から3月の間は北海道以外から訪れる人は0人というデータが出ているほどの場所であり、1年通しても北海道以外から中頓別を訪れる人間は、2016年のデータでたったの3600人しかいない、というまさに秘境中の秘境なのだ。
そんな旅行者不毛の地「中頓別(なかとんべつ)」は、かつては砂金がとれる事で有名であった場所。
また戦後、先物取引でデンプンが扱われていた時代には、生粉(なまこ)と呼ばれる生のデンプンがたくさん作られていた場所として知られており、最盛期には約40か所ものなまこづくりの工場が存在していたエリアであったのだが、現在は当時の繁栄の面影はなく、知られざる秘境中の秘境として存在している。
しかしながら、秘境中の秘境だからこそ、雄大な自然を誰にも邪魔されずにたっぷりと堪能できるというエリアであるため、自然が好きな方には知る人ぞ知る場所となっている、それが「中頓別(なかとんべつ)」なのだ。
・町に存在するデカ盛りラーメンのお店、それが八番食堂
そんな雄大な自然がひろがる中頓別にあるのが、今回ご紹介する八番食堂だ。
一般的なラーメンやうどんなどのメニューの中に、「馬車追い」と名のつくメニューが存在するのだが、これがとんでもないボリューム。
「馬車追い」とは、北海道の言葉で運送屋さんのことを指すとのこと。