元国連捜査官が見た北朝鮮「ブラックホール」(5)核兵器開発のほうが安上がり (2/2ページ)

アサ芸プラス

さらに韓国が国際社会で地位を確立する中、中国との関係に亀裂が入り、90年代になるとソ連の後ろ盾をも失った北朝鮮は、米韓に対する危機感を強めていった。そして、核兵器保有こそが政権存続に最大有効手段だと判断。それが当時の金日成政権の存続にもつながると考えたのである。

「さらにもう一つ、北朝鮮がミサイルと核に固執する理由は費用対効果です。長期的に通常兵器を配備するよりも、核兵器を開発したほうが安いとの見方があります。核兵器を持ち、さらにそれを実行するための弾道ミサイルを製造開発すれば、ミサイル技術や完成品を輸出することで外貨も稼げる。彼らが核とミサイル開発にこだわり続ける理由はここにあるんです」

 つまり、北朝鮮は外交交渉のカードとして、また外貨を稼ぐ手段として、国家人民一丸となって「死のビジネス」を展開していたのである。

「元国連捜査官が見た北朝鮮「ブラックホール」(5)核兵器開発のほうが安上がり」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 2/8号対北朝鮮制裁古川勝久オーシャン・マリタイム・マネジメント社国連安全保障理事会社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る