「でも、起業って大変じゃないの…?」と思う人に。一番大事なお金との向き合い方 (1/3ページ)

新刊JP

『起業1年目のお金の教科書』(かんき出版刊)の著者、今井孝さん
『起業1年目のお金の教科書』(かんき出版刊)の著者、今井孝さん

起業を考える人にとって最大の悩みは「お金」にまつわるものだろう。開業資金に人件費、運転資金など、起業にはかなりのお金がかかるというイメージがあるし、商品やサービスの価格設定なども悩みのタネになる。そのため、起業したい気持ちがあってもなかなか前に進めない人は多い。

『起業1年目のお金の教科書』(かんき出版刊)の著者、今井孝さんは、起業に関するお金の悩みの多くは「お金があるかないか」よりも、自分のお金に対する感情や感覚がつかめていないためだと語る。

本書は、ベストセラーになった前著『起業1年目の教科書』の第二弾として、企業にまつわる「お金」に特化した内容だ。これまで3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝えてきた今井さんに起業家に必要なお金との向き合い方について伺った。今回はその後編をお届けする。

■行き詰ったら「難しく考えすぎているのかな」と振り返る

――「フリーマーケットでお金を生み出す感覚を実感する」「売上を出している人から話を聞く」など、自ら動いて体験することは、起業にまつわるお金との向き合い方の中でも大事なポイントのように思えますね。

今井:そうですね。色々と考えて何をしたらいいかわからず止まってしまったら「難しく考えすぎているのかな」と振り返って、今できることを探してみるといいですね。

――今井さん自身もそういった経験がありましたか?

今井:直接、ビジネスとは関係ない話ですが、最近そう思うことがありました。

今、奥さんが毎朝、子どものお弁当を作っているのですが「たまには代わってくれると嬉しいな」と言われたんです。そこで私が「じゃあ、料理教室でも通おうかな」と言ったら「そんなことしなくても、今できる卵焼きとか冷凍食品を詰めるだけでもいいよ。週に一回同じお弁当でもいいし」と言われたんです(笑)

つまり、私はお弁当を作ることを難しく考えていたわけで、ビジネスも同じようなことだと思うんです。

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