【知られざる世界の常識】ドイツのケーキの包装はとってもワイルド!箱なし・保冷剤なし、紙オンリー (2/3ページ)
・ドイツ人にとってケーキは日常
ドイツのケーキはなぜこうも簡易包装なのか。
筆者が思うに、ドイツではケーキというものが特別なものではなく、日常的なものであることが関係しているのではないでしょうか。
日本人がケーキを買うのは、誕生日やクリスマスなどのイベントであったり、お客さんが来るときや自分が誰かの家を訪ねていくときだったり、あるいは自分へのちょっとしたご褒美であったり・・・ケーキを買うという行為には、多かれ少なかれ特別感が伴うことが多いですね。
でも、ドイツ人にとっては必ずしもそうではないのです。もちろんお祝いごとの際にケーキを食べることはありますが、ドイツ人にとってケーキを買うという行為はもっと日常的で気軽なものです。
たとえば「ちょうどお腹が空いたときにベーカリーの前を通りかかったからケーキを買った」、「なんとなくケーキを食べたい気分だったから買った」など、ドイツではケーキを買うのに特別な理由は必要なく、思いつきで気軽にケーキを買う人が多いのです。
加えて、簡易包装にはドイツが環境意識の高い国であることも影響しているのかもしれません。ドイツのケーキの包装は、慣れないと少々不便ではありますが、日本と比べてエコなのは間違いないでしょう。
・ドイツ人はベーカリーでケーキを買う
ドイツ人が普段から気軽にケーキを買うのは、ベーカリーでケーキを売っていることが大きく関係しています。
そもそもドイツにはケーキだけを売っているお店というのはあまりなく、ベーカリーでケーキも売っていたり、カフェを併設したパティスリーでケーキやチョコレート、菓子パンなどを売っていたりします。