鳥取・島根を結ぶ「山陰新幹線」 基本計画決定から45年経つが... (1/2ページ)
あなたは「山陰新幹線」を知っているだろうか。今から45年前の1973年に、全国に11路線の新幹線を開業する「新幹線基本計画路線」が閣議決定されていながら、いまだ実現に至っていない新幹線の1つだ。
いったいどのような新幹線なのか。
財政難から実現至っておらず山陰新幹線、実現なるか...(x768さん撮影、Flickrより)
鳥取市ホームページによると、山陰新幹線は「大阪から山陰地方を経由して下関市に至る新幹線基本計画路線」とのことだ。
山陰地方とは、鳥取・島根両県と山口県北部のことをおもにさす。
山陰新幹線開通によるメリットは、「山陰新幹線と北陸新幹線とがつながることで、『日本海側国土軸』が形成され、太平洋側に大規模災害などが発生した場合のバックアップ機能の確保、また、地域経済の活性化による地域間格差の解消など、山陰地方のみならず日本全体の発展につながります」という。
新幹線の基本計画路線は、北海道南回り、羽越、奥羽、北陸・中京、山陰、中国横断、四国、四国横断、東九州、九州横断、中央の11路線。