【ラグビー&ブリスベン! vol.3】スタジアム向かいのクラフトビールに、大感激。 (2/4ページ)

ラグビーリパブリック

店内は工場のテイストの延長で吹き抜けになっており、6種類のオリジナル・クラフトビールに与えられたテーマカラーが、店内装飾やコースター、缶製品(国内で市販。店内では生で飲める)のパッケージにも統一されている。

 さらに、申し込みをすれば工場見学もできる体験つき。原料麦の香ばしい匂いが立ち込める工場スペースでは、作りたてのビールを樽(金属です)で冷やす冷蔵室まで、かんたんに製造工程を見せてくれる(解説の詳しさの度合いは、スタッフの業務状況による)。

 オーナーのマイケル・コンラッドさんがこのブリュワリーの経営を始めたのは5年ほど前。シティに1号店を建て、市販商品を含めて事業を拡大し、1年前にこのミルトン店をオープンした。クラフトビールそのものは、クイーンズランド州内に60ほどのブランドがあり、新しいものでもない。近年になってクラフトビールが盛んに飲まれるようになったのだという。ニューステッドはその流れを作ったブランドの一つだ。

「オーストラリアの消費者では少し前まで、3つのビールしか飲んでいませんでした。フォーエックスとキリンとアサヒ。大企業のものばかり」(マイケルさん)

「XXXX」のフォーエックスロゴを見たことのあるラグビーファンも多いだろう。

「私が流れを変えたのではなく、変わったのはお客さんの方なんです。みんな少しずつ、各地のクラフトビールを飲むようになってきた」

 

 自身はそう謙遜するが、実はこの方、かつて国内で高級レストラン2つ(『Restaurant2』『Two Small Rooms』)を手がけた経営者。自社のクラフトビールを広めるために、まずバーの雰囲気を変えた。どちらかというとやんちゃな方々が集い、酔っぱらっていた従来のバーとは一線を画した。ちょいお洒落に、和やかにビールを楽しむ空間を、『ニューステッド』のブランドとともに提供。実際に、このブリュワリーのビールは少しだけ料金設定が高めだ(そして、値段のぶん美味しい)。

「みんなが同じものを飲まなくてもいいじゃないですか、ね?」

 ちらりとロックな魂も垣間見せるオーナーは、自社商品の中にも6種のビールを展開。6色のビールにはそれぞれ、この地にちなんだストーリーがあるという。

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