1月30日、大阪府警はインターネット動画配信サイトで女性のワイセツ動画をライブ配信したとして、自営業の男(30)と、その母親(52)を公然わいせつなどの疑いで逮捕した。
　「容疑は昨年10月から今年1月にかけ、大阪市内のスタジオを使い関西に住む20代女性らのワイセツ行為を配信したというもの。金の管理を手伝っていた母親も配信内容を知っていた可能性が高く呆れるばかりですが、驚くのは稼いでいた額。視聴された数によって配信に使ったサイトから支払われる報酬などで、昨年末までの約2年間で約2億円を荒稼ぎしていたというのです」(夕刊紙記者)

　男が手掛けた動画には、約250人の女性が出演。報酬の6割が男と母親の取り分で、4割を女性らに支払っていたという。
　「視聴する側は、配信サイトから購入したポイントを使って見たい動画を購入するのですが、1分当たりのポイントは動画の投稿者が設定できる。この母子は1分50円〜60円で動画を配信しており、30分で1500円〜1800円だった。投稿者によってゲーム実況やカラオケなど、配信内容は様々ですが、やはりエロ動画は人気で、高めのポイントを設定しても視聴者は集まる。そのため、今回のようなワイセツ動画を投稿する者は絶えず、同時に小遣い稼ぎに出演する女性も後を絶たないのです」(同)

　ユーザー数も多く、度々ワイセツ動画の投稿者が逮捕されている配信サイト『FC2』には、やはり星の数ほどの素人エロ動画がある。
　いくつか見てみると、人気のライブ配信(もしくはライブ配信を録画した動画)には素人娘のオナニーが多く、例えば、『激カワ美少女がマ○コくぱぁ〜』という動画では、驚くほど清楚なお嬢様系の美少女が登場する。年齢は20歳だそうだ。
　「すごく緊張しています。でも、皆さん、見てくださいね」
　本当に照れている様子で、頬を紅潮させながら上目遣いでカメラに向かって囁く彼女。ゆっくりと服を脱ぎ始めて、可憐な見た目とは裏腹にEカップほどの成熟した乳房が露わになった。
　リアルタイムで配信されているだけに、思わず息を飲む。画面を見守るうちに、ついに彼女はパンツを脱いだ。映り込むのはノーモザイクの秘部。アソコの毛は処理しており、ほぼパイパンでワレメも丸見えだ。
　「みんな…もっと見て」
　震える声で囁きながら、彼女は両脚を大きく開いていく…。

　「女の子側にしてみれば、カメラ相手だけに大胆になれるし、チャット機能などが付いている場合は相手の盛り上がりを楽しめる。彼女たちのレベルも、絶対に接点を持てないような若い美女が多いんです。しかも映像はライブ独特の生々しさがあって、緊張感がある。何が起きるか分からない期待感でゾクゾクします」(風俗ライター)
　電マオナニーをするギャルや、入浴中にシャワーオナニーをするOLといったパターンもあり、投稿者たちはできるだけ多くの閲覧者を増やそうと、どんどん過激な動画を配信しているのだ。

　オナニーだけではない。ライブ配信された『レズ-美女-美乳-クンニ-愛液』と題した配信内容は、その名の通りレズものだ。撮影者も含めて3人いるのだろう。ラブホテルで、20代前半と思しき女性が69で互いの性器を舐め合う。その様子を動画配信しているのだ。
　「あふう、ああっ」
　「んちゅ、ちゅむう」
　喘ぎ声と舐め合う音が混ざって響く。時々カメラは2人の秘部に迫り、無修正のワレメをドアップ。トロリと溢れる愛液や、勃起したクリトリスも丸見えだ。

　ここまで来ると当然、男女のセックス生中継もある。中でもエロいと評判なのが、『いとこが寝てる隣の部屋で○○子に抜かずに3連射』だ。
　三十路の夫婦が定期的に自分たちのセックスをライブ配信。この動画は妻(○○子)のいとこが泊まりに来た夜でのもの。カメラ片手にベッドで寝ている妻に忍び寄る撮影者の夫。妻のパンツをズリ下ろすと、
　「今夜はいとこが泊まりに来ています。バレないように、楽しみます。ククク」
　視聴者に説明するように実況中継。妻も「ヤバいよ、ホントにバレるって」とひそひそ声で囁く。
　「ほとんど奥さんの喘ぎ声しか聞こえない動画で、最後のほうはカメラが故障したのか、何も映っていない(笑)。それでも旦那が早出ししてしまって『おいてけぼりにしないでよぉ』とごねる奥さんの声なんかもあり、あまりにリアルすぎてAVにはマネできない。人気が出るわけです」(AVライター)

　もちろん、こうした無修正のセックス動画を流すことは違法であり、冒頭の事件のように御用になることは言うまでもない。しかし、ネット事情に詳しいライターはこう語る。
　「サイト運営者が日本にいても、海外のサーバーを利用している場合は根絶するのが難しい。これは無修正動画のサイトと同じです。それをいいことに、ワイセツなライブ動画も連日配信されているのですが、あまりに本数が多い場合は配信者が摘発を受ける。しかし、また新たな配信者が現れるという繰り返しです」

　こうした今も、性器見せ動画は生中継されている。