【KNOCK OUT】「王者になってやることが決まった」不可思、本能で赤いベルト獲りへ (2/2ページ)

リアルライブ

でも、僕がお客さんを納得させられるのは本能で闘うことだと思いました」

 こう話す不可思の瞳からは魅力であるギラつきが取り戻されていた。年明けには新日本プロレスの1.4東京ドーム大会を観戦。「同じ赤いコスチュームの内藤哲也選手や、世界的なスーパースターのクリス・ジェリコ選手からは刺激を受けましたし、入場とか勉強になる部分も多かったので、また見たいですね」とプロレス初観戦の感想を話していたが、自身のカラーを赤に決めてから、不可思の色気はさらに増したように見える。スーパーライト級のベルトも赤いベルトが作られた。

 「今回勝てたことで、本当にあの赤いベルトはオレが巻かなきゃいけないなと思いました」

 この発言を聞いて、他のトーナメント出場選手も黙っていないだろうが、試合後に微妙な判定で敗れた健太が「これからは不可思選手を応援する」とSNSでエールを送ったことも不可思の胸には重く響いており、「チャンピオンになって最初にやることが決まりましたね」と決意を新たに改めて初代王者になることを誓った。

 もう大人になった不可思は見たくない。大人気ない生意気な不可思で頂点に立ってもらいたい。

 トーナメント2回戦は6月8日に後楽園ホールで、4月14日にカルッツ川崎大会で行われる鈴木博昭 対 大石俊介の勝者と行う。

『KNOCK OUT FIRST IMPACT』
▽12日 大田区総合体育館 観衆 4,000人(札止め)
▼KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント1回戦 64.0kg契約 3分5R
○不可思(判定2-0)健太●
※50-49、49-49、50-49

取材・文 / どら増田
カメラマン / 萩原孝弘

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