長寿のワインに失恋の治療薬!?エストニア・タリンにあるヨーロッパ最古の薬局に行ってみた (2/3ページ)
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とはいえ、ここには他の薬局では手に入らない特製の商品も売られています。
そのひとつがクラレットワイン。一見普通の赤ワインと変わりませんが、8種類のスパイスが入ったワインで、古くから「長寿のワイン」として重宝されてきました。

クラレットワインはタリンを訪れる観光客に大変人気があるため、450ミリリットル入りの瓶のほか、自宅で作れる材料の入ったセットも販売されています。
もうひとつ、この市議会薬局の名物となっているのが、「失恋の治療薬」。薬といってもマジパンのようなお菓子で、中世の時代から、この薬局では失恋の苦しみを癒す薬として処方されてきました。
材料の72パーセントはアーモンドで、残り28パーセントの成分は秘密。中世から伝わる秘伝のレシピゆえ、門外不出なのです。昔から恋の痛みを訴えてこの薬局を訪れる「患者」は後を絶たないといい、今も昔も人の悩みに変わりがないことになんだかほっとさせられるような気がします。
薬局の奥の部屋は小さな博物館となっており、ワニの剥製やヘビのホルマリン漬け、乾燥したカエルの足などのほか、さまざまな薬草や17~20世紀の薬学にまつわる器具が展示されています。