イギリス・ロンドンに行くならはずせない、動く恐竜にも会える「自然史博物館」 (2/4ページ)
入場前は「早く中に入りたい」という気持ちから、入場後は広大な博物館を見学し終えた疲労から、じっくりと建物を見学している来場者はあまりいませんが、建物自体が自然史博物館の性質を表すユニークなつくりになっています。
立派なファサードには、植物模様が刻まれた円柱やさまざまな動物をかたどった彫像の数々が。
あなたはどんな動物を見つけることができるでしょうか。館内にもさまざまな植物や動物をモチーフにした飾りが施されていますので、ぜひ意識して見てください。
・新たに博物館の顔となったシロナガスクジラ
最近まで、ロンドンの自然史博物館といえば、恐竜ディプロドクスの骨格標本、愛称「ディッピー」で知られていました。
1905年にアメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーから寄贈されたもので、およそ40年にわたって自然史博物館のエントランスホールの名物として来場者を迎えてきましたが、2018年からはじまるイギリス各地を巡るツアーのため、2017年1月に取り外されました。
そして現在新しく自然史博物館の「顔」を務めているのが、全長25.2メートルにおよぶシロナガスクジラの骨格。ディッピーは、2020年末からブロンズ像として博物館の外に展示される予定となっています。
・4ゾーン構成の展示
自然史博物館はレッド、グリーン、ブルー、オレンジの4ゾーンで構成されています。