【知られざる世界の常識】ドイツの高速道路は無料でなおかつ速度制限なし!?その驚きの実態とは (1/2ページ)
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「ドイツ」と聞いて、私たちがよく思い浮かべるのがビールとソーセージ。それに加え、車好きなら「アウトバーン」を挙げる人も多いのではないでしょうか。
「アウトバーン」とは、ドイツ語で「車」を意味する「Auto」と、「車線、通り道」などを意味する「Bahn」をつなげた言葉。つまり、自動車専用道路(高速道路)のことです。
日本では、よく「速度無制限」「無料」という点が驚きをもって受け止められるドイツのアウトバーンですが、実はこの認識は必ずしも正しくないということをご存じでしょうか。
・「速度無制限」は半分ホントで半分ウソ
「ドイツのアウトバーンは速度制限がない」とよく言われますが、アウトバーン全体に共通する速度制限がないだけであって、速度制限がまったくないわけではありません。
つアウトバーンには速度無制限の区間と速度制限のある区間、両方が存在するのです。
たとえば、カーブがある箇所や工事中の箇所、合流地点など、事故の起きやすい場所にはちゃんと制限速度が設けられています。
とはいえ、その制限速度もアウトバーンでは時速100キロ超のことが少なくないので、日本人からすればじゅうぶん速いといえますが・・・
・ドイツ人はどれくらいのスピードでアウトバーンを走るのか
日本では「飛ばし放題」のように思われがちなドイツのアウトバーンですが、実際にドイツ人はどのくらいのスピードでアウトバーンを走るのでしょうか。
一般に、ドイツのアウトバーンで流れに乗りやすいスピードは時速140キロ前後。大型トラックなどは、時速100キロ程度で走っています。
もちろん、時速200キロ以上で飛ばす人もいますが、スピードの出し過ぎで事故を起こすと保険が降りにくくなるので、時速140キロ程度にとどめるドライバーが多いのです。