高須院長『炎上上等』よんでみた:ロマン優光連載104 (4/5ページ)
本人は自分の思考が硬直気味であることに無自覚で柔軟で若々しい人間だと思い込んでそうだし、年をとってますます頑固になっているものだから何を言っても仕方がなく、周りの人も本当に大変でしょうね。
強ければいじめられないという主張をはじめ、幼少期にいじめられた経験からか、日常レベルから国家レベルまで、強さと闘いに拘るマチズモに溢れた発言が多く見られる高須さん。高須さんの人格形成にいじめが大きな影を落としているのがうかがえます。弱かった自分を肯定できず、色々な手段で上書きして強い自分であったと思おうとしているような感想すら抱きます。過去のいじめ体験から解放されないままに来てしまったであろうことに、哀しさを覚えました。
この本の印税は、先日の台湾で起きた地震の復興支援のために、全て寄付されるとのことなので、なんというかツラい読書の時間を味わったわけですが、それは良かったと思いました。