花粉症の人はご用心! インフルエンザや他の病気が併発しやすいってホント? (4/4ページ)
*
花粉症による病気に気づきにくい場合もある?
最後に医師から一言
参考資料
花粉症による病気に気づきにくい場合もある?
花粉症に伴うアレルギー性結膜炎は、コンタクトレンズ使用に伴うアレルギー性結膜炎や、アトピー性皮膚炎に伴うアレルギー性結膜炎、細菌感染やウイルス感染に伴う結膜炎と症状が似ています。これらの複数が同時に現れることもあり、医師でも判別が難しい場合もあります。
アレルギー性結膜炎は、どの症状が主に見られるかはそれぞれ異なりますが、かゆみ、目やに、涙、ゴロゴロ感、充血、まぶたや白目の腫れ、痛み、まぶしさといった症状が中心です。
眼科では、涙に含まれる白血球細胞の種類を調べたり、毎年花粉症で悩んでいるか・晴れた昼間に外出すると悪化するか、といった花粉症が疑われる条件がないか聞いたり、まぶたの裏の粘膜(結膜)の状態や目やにの性質を確認することで治療方針を決めていきます。
最後に医師から一言
花粉症は多くの方を苦しませていますが、スギ花粉飛散が開始する前から対策をすることで、ピーク時の症状を押さえられるという考え方が広がってきています。
毎年苦労されている方は、遅くても2月初めには耳鼻科や眼科で相談されるとよいかもしれません。
(監修:Doctors Me医師)
参考資料
* 岡田 正人(2014)『レジデントのためのアレルギー診療マニュアル』医学書院