「相撲協会」に負けず劣らずな「レスリング協会」の暗黒さ(1)「公益法人とは思えない」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

「相撲協会」に負けず劣らずな「レスリング協会」の暗黒さ(1)「公益法人とは思えない」

 リオ五輪で女子初の個人種目4連覇の偉業を成し遂げたレスリング・伊調馨選手の告発文書が意外な波紋を広げている。当初、栄和人監督のパワハラ問題かと思いきやその矛先は、レスリング協会へも向けられ隠蔽体質からさらなる疑惑まで露呈。なにやら昨年の貴ノ岩暴行騒動に端を発する相撲協会のゴタゴタとソックリではないか。二大公益法人のあまりにもお粗末な暗黒体質に迫る。

 メダルラッシュで終幕した平昌五輪の歓声が醒めやらぬ間に、レスリングの白いマットをドス黒く染める醜聞が噴出した。アテネ、北京、ロンドン、リオと4大会連続で金メダルを獲得したレスリング・伊調馨(33)が、日本レスリング協会から陰湿極まるパワハラを受けていたという告発状が今年1月に内閣府・公益認定等委員会に提出されていたことが発覚。スポーツ紙運動部デスクが語る。

「告発状に記されたパワハラの中身は、師事する男性コーチへの指導禁止、男子選手との練習禁止、出稽古する警視庁への出入り禁止の3点です。全て来たる20年の東京五輪で史上初となる5連覇に期待がかかる伊調選手の練習環境を脅かすものばかり。しかも、告発文ではこれらの圧力をかけていたのが、伊調選手の恩師であり、強化本部長の栄和人氏(57)だというから悪質極まりないパワハラと問題化したのです」

 ところが、この報道を受け、レスリング協会は、

「当協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はございません。同様に、当協会が田南部力男子フリースタイル日本代表コーチに対し、伊調選手への指導をしないよう、不当な圧力をかけた事実もございません」

 と、即座にパワハラを完全否定。しかし、その翌日、林芳正文科相が一転、聞き取り調査を行うと発表すると、ようやく重い腰を上げ、冒頭のように告発状を受け、第三者機関に委託しての聴取に乗り出すことを決める始末だった。このゴタゴタぶりはさながら、貴ノ岩暴行騒動で当初、だんまりを決め込んだ相撲協会と同じではないか。

 しかも騒動後は擁護派と非難派の二手に分かれて足の引っ張り合いの泥仕合になったことも記憶に新しい。

 実際、レスリング協会副会長の谷岡郁子氏はツイッターで、

「口下手で不器用な熱血漢。

「「相撲協会」に負けず劣らずな「レスリング協会」の暗黒さ(1)「公益法人とは思えない」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 3/22号栄和人伊調馨レスリング相撲エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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