俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<徹底討論>最強の「女デカ」は? (1/2ページ)

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俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<徹底討論>最強の「女デカ」は?

 その美貌、アクション‥‥。時に主役刑事より視聴者の胸に刻まれる美しき女刑事たちの記憶。映画評論家・秋本鉄次氏、映画監督・杉作J太郎氏、ライター・藤木TDC氏という3人の通が、“我が青春の女デカ”を推しまくる。

秋本 70年代の女刑事は、マスコット的な存在でしたよね。「太陽にほえろ!」(72~86年、日本テレビ系)の関根恵子がそうでした。

藤木 最初はお茶くみ要員で、最後のほうでようやく警察業務に関わるようになって。松田優作演じるジーパンと恋仲になったのは、がっかりしたなあ。彼女は「おさな妻」や「高校生ブルース」など大映の映画で脱いだ過去がある。その世代の男にとっては“エロの人”であったけど、「太陽──」では清純派女優として生まれ変わり、新たなファンを獲得していました。

杉作 でもやはり、女刑事はかわいいだけでは務まりません。人質要員や、捜査の足手まといでは困ります。男と対等、それ以上に強くないと。そういう意味では、「Gメン’75」(75~82年、TBS系)の夏木マリ江波杏子は頼りになる刑事だった。夏木さんには一度お会いしたことがありますが、男より男らしかったです。

藤木 ドレッシーな服を着てアクションをキメて、かっこよかったですよね。

杉作 アクションといえば「燃える捜査網」(75~76年、テレビ朝日系)の志穂美悦子ですよ! 婦警さんの格好をして、ほっぺが赤くて、佐藤蛾次郎とコンビだからよりいっそうかわいらしく見えました。本格アクションをこなしつつ、アイドルらしいかわいらしさがたまらなかった。

 清廉潔白なかわいさがハマっていたのが「華麗なる刑事」(77年、フジテレビ系)の檀ふみ。クセのある草刈正雄と田中邦衛コンビを厳しく叱りつける姿は、初々しくて可憐だった。

「俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<徹底討論>最強の「女デカ」は?」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 3/22号堀川まゆみ夏木マリ志穂美悦子浅野温子エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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