知らなかった!相撲の取組み後に行われる弓取式は、どんな力士がどうやって選ばれるの? (1/2ページ)

Japaaan

知らなかった!相撲の取組み後に行われる弓取式は、どんな力士がどうやって選ばれるの?

弓取式の担当力士交代

2018年3月場所より、相撲の全取組み後に行われる「弓取式」を行う力士が、これまでの序二段・総ノ富士(さとのふじ)から幕下・春日龍に交代となりました。

総ノ富士は伊勢ヶ浜部屋所属の、2018年3月現在40歳というベテラン力士。2012年に同部屋の元横綱・日馬富士が横綱に昇進したことで、その年の秋巡業から日馬富士が引退した後の2018年1月場所まで、5年以上にわたり弓取式を務めました。

「弓さばきの所作が美しい」と評判の高かった総ノ富士ですが、新任の春日龍も春巡業中に弓取式の鍛錬に励んでいたとのことで、今後に期待ですね。

弓取式とは?

弓取式は、本来は結びの一番の勝ち力士が「勝者の舞」を演じるものでしたが、後にその場所の最後の勝ち力士を称える儀式へと変化したものです。本来は千秋楽にのみ行われるもので、千秋楽の「三役揃い踏み」に登場した2名の大関のうち勝利した力士によって行われていました。

その後、幕内の取組みが千秋楽には行われなくなった時期があったため、幕下以下の力士によって行われるようになりました。

1952年5月場所からは現在のように、千秋楽だけでなく取組み終了後に毎日行われるようになっています。

弓取式を行う力士は幕下以下ですが、この時はまげを大銀杏に結い、相撲協会所有の化粧廻しを着け、向正面に控えます。そして結びの一番で勝った力士が東方なら東から、西方なら西から土俵に上がります。

また「弓を抜く」と呼ばれる土俵を弓で掘るような動きも、結びの一番で勝った力士が東方なら東から、西方なら西からと決められています。

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