個々に愛情を伝えるのが、僕なりの演じ方。福士蒼汰インタビュー (2/4ページ)
ただ単純にアクションを演じているわけではなく、自分が攻撃を受けて倒れたりすることもあって……。兄として絶対に弟を助けに行くんだという気持ちが表れているシーンです。
自分にとっての挑戦でもあった「三兄弟の長男」役
――単にかっこいいだけじゃなく、心情も出ているシーンだからこそ見てもらいたいんですね。では、自分にとっての挑戦でもあったというお兄ちゃん役を演じた感想はいかがですか?
長男というのは「ひとりひとりに愛情を伝えていく」ことができる役割なのかな、と思いました。自分は「よっしゃ、ついてこい!」というキャラクターにはなれないので、ひとりひとりに愛情を持って接することが、自分なりの兄としてのあり方なのかもしれないと。
――そんなお兄ちゃん役を演じる上で心がけたことはありますか?
自分の中に兄としての要素があるのかを考えました。自分は人に何かを教えることが好きなんですが、そういうところはある意味お兄ちゃんぽいのかなと思いました。そういう何気ない細かい部分が役作りをする上で役立つんじゃないだろうか、と考えました。
――曇天火という人物を演じる上で心がけたことや、工夫した点があれば教えてください。
いちばん考えたのは「笑顔の意味」。この作品は「笑う」ということがテーマになっているので、笑うシーンが多いんですが、今回はその笑顔の意味を考えました。「誰にどういう意味で笑顔を見せるのか」、兄弟に見せる笑顔と、昔から知っている犲たちに見せる笑顔と、信頼している居候の(金城)白子に見せる笑顔はそれぞれちがうはずだと考え、意識しながら演じました。
――福士さんが見せる笑顔のちがいにも注目したいですね。逆に、天火を演じる上で難しかった部分はありましたか?
天火のように、みんなをまとめる存在になれるかどうかがいちばん課題だと思っていました。たとえば犲と風魔が戦っているところに仲裁に入るシーンでは、どう入っていけばバチバチ戦っているところを止められるだろう、とか。でも自分自身、楽観的なところもあるので、「もういいじゃん。一緒にテレビ見ようぜ」というような軽さを出しました。