個々に愛情を伝えるのが、僕なりの演じ方。福士蒼汰インタビュー (3/4ページ)
――天火は「強くてやさしくて、いつも笑顔で明るくて、みんなからも慕われている」という、本当に完璧な人という感じがします。福士さんご自身が、そんな天火と似ていると感じる部分はありますか?
いちばん似ているのは、よく笑うところです。それから、自分も天火も楽観的なところはある気がします。でも、すべてにおいて楽観的というわけでもなくて。それと、自分はポーカーフェイスなところがあると言われるんですが、天火も自分の心をなかなか見せないと思うんです。そういうところは似ているかもしれません。
――主役を演じることが多い福士さんですが、今作で特に主演として心がけたことがあれば教えてください。
自分からみんなに話しかける意識を持ちました。普段、自分から話すのがヘタであんまり話しかけられないんですが、今作に関しては話題が見つからなくてもとりあえず話しかけようかなと。
――それは主演だからというより、役柄の影響が大きい?
そうです。天火のキャラクター性が大きく影響しているかもしれないです。
なんでも受け止めて、でも時には跳ね返せるのが「強い男」
――共演者から刺激を受けたことはありますか?
白子役の桐山漣くんから特に刺激を受けました。演技について監督とよく話す人だと思っていたんですが、撮影直前に監督と話し合って決めたからといって表情や動きがぎこちなくなるようなことが一切なく、すごくナチュラルに演じられるんです。頭のよさや器用さがあるからなのか。勉強になりました。
――それを見て、今後は自分ももっと監督と話してみようと思いましたか?
はい……(としばらく考えて)自分は……今まで話し合うというよりもどちらかというと、監督が演出でポロッとおっしゃったことをもらさず受け取ることを意識していたので……。でも、今後は積極的に質問してみてもいいのかな、とは思いました。
――本広監督からは、役についてなにか注文はありましたか?
初日に言われたのは「お父さんとしていてほしい」でした。で、白子(桐山漣)には「お母さんとしていてほしい」と。