「茶番喚問」を喜ぶ8人の「クソ野郎」と恥ずかしき政界(1)喚問中に自民党議員が居眠り (2/2ページ)
「まず糾弾されるべきは、今回の主役であった佐川氏だろう」
とは、政治部記者の談。公文書改ざんを「理財局だけで処理した」という一点突破で押し通した。
先の菅野氏も、佐川氏の答弁について「みごとな詰め腹の切り方」と、皮肉を込めて「称賛」する。
「質問者に対して如実に怒りをあらわにする場面もありましたが、答弁の内容とロジックは完璧。厳しい質問を飛ばす“介錯人”を自民党が添えてあげずに、生殺しになっているところがかわいそうだとすら思います。ですが、仮に公文書変造の罪で起訴・逮捕されても“偉い人”の手引きで、その後の再就職は引く手あまたなんじゃないですか」
真相を隠蔽する役人はブタ箱へ放り込め──。国民からはこんな意見が出てもおかしくないが、ある法曹関係者はこう推察する。
「(佐川氏は)罪に問われないとタカをくくっているのでは?」
17年にわたり国会議員の政策秘書を務めた作家の朝倉秀雄氏も、佐川氏の逮捕について否定的だ。
「『公文書変造罪』とは、『記載されるAの事実をBの事実に変える』こと。今回の改ざんは基本的に、『Aの記載を消す』作業ですので、微妙に合致しない。ありもしない事実を書き入れたわけではないから『虚偽公文書作成罪』にも問えない。公判を維持できるだけの材料がなければ、検察も起訴には持ち込みません。政治マターのデリケートな案件で、無罪ともなれば担当者のクビが確実に飛びますから」
とはいえ、このまま「逃げ得」が許されていいはずがない。