コミュニケーションより「没頭」 自分のやりたいことができる人になる条件とは? (3/3ページ)

新刊JP


家で勉強をしているといくらでもサボれてしまうので、監視されているという意識が持てる場所に行っていたんです。そこで一番前に座ってひたすら勉強して「あの人、すごく熱心に勉強しているよね」と思われるように居ることが好きだったので。

一番後ろに座っていると、トイレに行きたくてすぐに席を立ったりしてしまうんですけれど、一番前だと部屋を出るときに皆に見られるじゃないですか。その回数が多いとあんまり勉強していないように見られてしまうので(笑)。
別に周りの人たちに勝ちたいとかじゃないんですが、そうすると集中できるんですよね。

イメージや雰囲気は結構大事だなと思っていて、勉強に没頭していると「あの人すごく勉強していて受かりそうだな」という空気になるんです。そういう雰囲気が出てくると、良い情報が入ってきたり、頭のいい人が声をかけてきてくれたりするんですね。それは勉強にもプラスになることだったので、いかにその空気を作るかは大事だと思います。

――勉強もそうですが、ひとりで何かを黙々とやるのは、時に辛くなる時もある気がしますが、何か工夫されたことなどはあったのでしょうか?

金川:正直に言ってしまえば、本当は勉強しないで大学行きたかったですよね(笑)。

本来、仕事というのは「人がやりたくないことを代わりにやってあげること」だと思うんです。だから元々、すごく楽しい仕事というのはないんじゃないかなって思っていて。そこで、仕事仲間でも仕事の内容でも、報酬でも会社名でも、何かしらでやりがいを見つけて、つまらないことでもいかに楽しめるかというところを工夫することはありましたね。

公認会計士試験の勉強をしているときの話で一番わかりやすいのは、模試の順位です。私の通っていた会計士試験の予備校は、週に3回、朝の7時半からテストがあったんですよ(笑)。
それでトップを獲るとか、良い点が取れていたらテンションも上がります。
男ってゲームが好きじゃないですか。その感覚で「良い点を取って勝つぞ」みたいな気持ちでやっていました。

他にも「試験に受かったらこうなる」という想像をするとか、受験仲間で点数が悪かった人がジュースを奢るとか。小さいかもしれないですけど、そういうゲーム性みたいなものを入れていきました。

意外にこれが出来ない人が多いんですよね。勉強も仕事も、基本的にはつまらないことなので、ひとりで何かをやるときに、それをいかに楽しめるかはかなり大事だと思います。

(後編に続く)

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