限られた時間で最大の結果を出すために知るべき「仕事の捨て方」 (1/3ページ)
誰にとっても有限で、平等に与えられている時間。
仕事で大きな成果を出せるかどうかも、一度きりの人生を自分の納得のいくものにできるかどうかも、結局は自分に与えられた時間をどう使うかにかかっている。
実際、働き方改革の後押しもあり、生産性向上や時短に関するノウハウ本は世に溢れている。にもかかわらず、先進国最下位クラスである日本人の時間生産性は一向に高まる気配が無い。このことは、この問題の根深さを物語っている。根本的解決を図るためには、小手先の時短テクニックではなく、我々の時間に対する意識そのものを抜本的に見直す必要がありそうだ。
今回は、時間生産性を高める方法について、『仕事ができる人の最高の時間術』(明日香出版社刊)の著者、田路カズヤさんにお話をうかがった。
――はじめに、田路さんがご自身の時間の使い方に疑問を持ったきっかけはどんなことだったのかを教えていただきたいです。田路:20代後半の頃、僕はリクルートグループで営業をしていたのですが、とにかく忙しく、常に仕事に追われている状態でした。一方、当時、同じ部署にすごく仕事のできる先輩がいたのですが、その先輩はそんなに大変そうに仕事していないんですよ。
――涼しい顔で結果を出していた。田路:本当にそうで、しかもその先輩の営業成績は頭一つ抜けている印象でした。ある時、その先輩に、時間管理の方法について相談してみたんです。先輩からは「とことん仕事を詰め込んでみろ」というシンプルなアドバイスを貰いました。とことん仕事を詰め込めば、「重要じゃないもの」が自然にこぼれ落ちるはずだと。
はじめはその意図がよく分からなかったのですが、ともかく一度やってみようということで、自分で意図的に仕事を限界まで詰め込んでみたんです。そうすると、確かに「これ、やらなくていいんじゃないか」という仕事が見えてきたんですよ。
それまでは、結果を出すためには時間をかけなければならないと思い込んでいたのですが、実際に結果を出している人のやり方を取り入れてみると、彼らは時間をかけているから結果を出しているわけではなかった。