あなたも命名権獲得できる? 全国の「ゆるネーミングライツ」をざっくり眺めてみた (3/3ページ)

Jタウンネット

ライフイベントの中でもエンディング感が強い語感と、歩道橋という実用度の高いインフラの組み合わせが、アンバランスな美を生み出しているような気がしなくもない。

公衆トイレの場合、契約金は0円の代わりにトイレの維持管理をパートナー企業が担う、という形態が多い。名前の面白さよりは、清潔さや最先端の設備が導入されている、といった実利面を味わう場となっている。

面白さばかりを強調してしまったが、ゆるネーミングライツも実はかなり厳しい状況に晒されている。実情を聞こうとJタウンネットが取材を行った某自治体の担当者は、「正直なところ、あまり売れない」と話していた。

「広告効果が高そうな場所はなんとかなりますが、大都市圏はともかく、地方都市ではそんな場所はそうそうありません。なんとかパートナーが決まっても、『あまり意味が感じられない』と契約を解除される場合もあります」

地元に貢献する、利益を還元するといった意図もあるかもしれないが、企業としても慈善活動でネーミングライツ事業に応募するわけではない。

「価格交渉や営業を行う必要もあるなとは考えているのですが、そこまでやっても契約されなかった場合はどうするか。投資をする余裕もない自治体にとっては、悩ましいところです。うまく話題性があるネーミングライツ事業が展開できれば、企業も自治体もPRにつながるのですが」

思わぬ地方の実情もゆるネーミングライツから感じてしまったが、話題性という面でJタウンネットも是非貢献したところだ。

「Jタウンネット歩道橋」「Jタウンネット通り」「Jタウンネットトイレ(語感が悪い)」など設置してもいいぞ(しかも安価で)、という担当者の方からの連絡を待ちたい。

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