あなたも命名権獲得できる? 全国の「ゆるネーミングライツ」をざっくり眺めてみた (2/3ページ)
1000万円という価格にもかかわらず、千葉市の企業が名乗りをあげ「金太郎ホーム号」として2018年7月まで運行する予定だ。
ただし、駅名や車両名のネーミングライツ事業を展開できるのは鉄道会社の特権であり、ゆるネーミングではやや特殊な事例。自治体などの場合、やはり定番は公共施設や道路となる。
どこかで聞いたことがある名前の通り埼玉県戸田市は2017年から市道のネーミングライツ契約を行っており、市道3200号線は地元の総合病院とパートナー契約を結び「中央病院通り」に、市道5003号線はイオンリテールがパートナーで、その名も「イオンわくわく通り」となった。
とてもローカルな市道であるにもかかわらず、大手流通企業の名称を冠したことで、急にチェーン感が出てきている。大手コンビニや小売各社が、全国のゆるネーミングライツを一気に押さえたら、あちこちに「ホットステーション通り」とか、「SE○YUストリート」が溢れかえる、なんて状況になるのだろうか。

こうして名前ボードを提示されると、より不思議な感じに(画像は戸田市のサイトより)
「イオンわくわく通りの突き当りを右に曲がったところだよ」
などと説明する光景を想像するだけで、わくわくしてしまう。ちなみに命名権料は中央病院通りが30万円(年額)、イオンわくわく通り60万円(年額)で、契約期間は10年間。数十万で道路に名前が付けられるというのはかなり破格ではなかろうか。
道路以上に多いのが公衆トイレと歩道橋だ。ゆるネーミングライツ界においてこの2施設は定番中の定番。記者は地方取材で歩道橋を見かけるたびに、「ひょっとしてすごい名前がついているのでは」と期待しながら見てしまう。
2018年1月に発表された山口県下関市の歩道橋ネーミングライツパートナーは、冠婚葬祭大手の日本セレモニーで、市内2か所の歩道橋がそれぞれ「典礼会館向山歩道橋」「典礼会館小月歩道橋」となった。