「うがい」は二種類あるって、知ってる? 口臭や虫歯予防に効果的な「口うがい」 (4/4ページ)

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吐き出した水の中に食べかすが出てくる場合は、食べかすが出なくなるまで何度か水を強く当ててゆすぐ必要があります。歯と歯の間にものが挟まりやすい方も同様です。


  


食後は回数を多めに口うがいをしてから、歯磨きをすると良いでしょう。細菌の栄養分となる食べ物からのショ糖(砂糖)を取り除くことで、むし歯歯周病、感染等のリスクを抑えます。



また、スポーツドリンクや甘い炭酸飲料、お酒など、pHが低い(酸性の)飲み物をとった場合、口うがいをすると歯が溶けたりむし歯になったりするリスクを減らすことができます。



仕事などで外出しているときでも、食後にはブラッシングでの歯磨きができることが理想ですが、それができない場合は口うがいを念入りに行うことで、口うがいを全くしない状態よりは感染防止や歯周病を予防する効果が期待できます。




最後に彦坂先生から一言 

歯磨きする男女



細菌は目に見えないですが、口腔内には本当に多くの細菌が住み着いています。全身の健康と、口腔環境を守るため、常日頃のコツコツと地道な口腔ケアへの意識が非常に大切です。



まだまだ口腔ケアへの意識が低い日本ですが、今日からうがいも生活に取り入れて行っていただけたらと思います。


【監修:歯科医師 彦坂 実な美】
プロフィール)
鶴見大学歯学部卒業後、研修医を経て一般歯科医院で経験を積む。一般診療全般をこなすが、メタルフリー治療や審美歯科、ホワイトニングを得意とする。最近力を入れているのは予防医療でニューヨークのニューヨーク大学にも研修に行くなど、積極的に欧米諸国の歯の健康に対するモチベーションを学ぶ。メタルフリー学会に所属し、銀歯の金属アレルギーやリスクについての知識の普及のため記事の執筆や講演も行っている。一児の母
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